不倫調査case2:証拠が出ない！？墨田区・港区・豊島区を駆ける不倫調査

東京都墨田区両国の探偵事務所、ローレルリース探偵事務所です！

今回のお話も私が両国にローレルリース探偵事務所を立ち上げる前に担当した浮気調査のお話になります。

 

不倫調査・浮気調査といえば、不貞の証拠を押さえる為に探偵が動く代表的な調査項目の一つです。しかし、中には何回調査してもなかなか不貞の場面が出てこない、浮気をしている気配を一切見せないといった調査対象者達もいます。今回の事例も私がかつて調査を担当したとある不倫調査の話です。なかなか不倫の様子を見せない対象者達の浮気調査であった話をご拝読いただければと思います！

 

1.浮気の可能性が浮上した経緯

 

今回のご依頼者様、東京都江東区にお住まいのK様（仮名）はご結婚されて7年ほど経つ女性の方です。20代半ばでご結婚され共働きの夫である調査対象者との二人暮らし。学生の頃からやりたかった職業につけて仕事は順風満帆、共働きで対象者とは生活のすれ違いは多いもののそこはお互いに理解しあっていた為、夫婦仲もそれなりに良好だったそうです。

 

しかし、ある年の5月、そんな生活に影が見えてきました。何があったのかというと、対象者が家に生活費を入れなかったのです。K様夫妻の家庭ルールでは生活費を折半ということになっているのですが、生活費を入れる日になっても対象者はお金を共有の口座に振り込んでいません。家賃や光熱費の問題が出てくるので、それを対象者に文句を言うK様。しかし、対象者は来月はK様の分も出すので、今月はどうにかしてくれないかと言ってくるのです。たしかに対象者はこれまでに2回生活費を入れていないことがありました。ただ、その頃は忙しかったということで、すぐに生活費を振り込んでいたので、変に思うこともなかったそう。ただ、今回はこれまでとは違っていたのです。対象者の言い分では「経費の立替が多くて・・・」とのこと。確かに大阪や福岡、一番遠いと北海道にも営業で出張に行っており、テーブルの上に接待費や交通費の領収書が置いてあるのも見ていたので仕事なら仕方ないと思ったK様はその話を承諾しました。この時に、対象者が浮気をしている事などは微塵も感じなかったそうです。

 

翌月、約束通りK様の分の生活費を支払った対象者。出張が忙しいのはしょうがないから、経費精算を待たないと厳しい時は必ず前持って報告するように対象者へ言います。対象者も反省していたようで、「これからは気をつける」と返事をしました。ただ、先月ほどではないにせよこの月も出張が多かったようで、対象者は「お昼代やタバコ代を節約している」と言っており経費精算が終わるまではかなり切り詰めていたようです。その月も合計すると月の半分くらいは大阪や福岡へ出張に出ていました。この時K様は、食べるの大好き、タバコをやめられない対象者がここまでするのはよほど大きなプロジェクトなのだなと思っていたそうです。それでもこの月も不倫という言葉は頭には出てきません。

 

それから二ヶ月後。八月に入ります。

この月、K様は対象者の浮気を疑うこととなります。毎年八月はお盆休み前の忙しい時期を乗り越え、連休期間は二人共ほとんど一緒のため旅行に行ったりお互いの実家へ帰省するのが毎年の恒例行事なのですがこの年は違っていました。対象者が連休前まで出張で毎年よりも休みが短い為、一緒に出かけられないとのこと。結婚する前から毎年八月は一緒に過ごすと約束しており、過去に一度対象者がそのことを忘れていた時にK様がかなり怒ったとのことでそれ以来約束を守ってきた夫がそんなことを言うことを以外に感じたそうです。さすがにお互い一緒にいる年月も長く働き盛りということもあり、今回はK様も特に言うことは無く、その年の八月は一人で過ごすことに決めました。幸いこの年は旅行の計画も立てていなかったので、キャンセル料金が発生することも特にないので気にすることはありません。一人で埼玉にある実家に帰省でもするかと考えるK様。毎年どこかで実家に帰るK様でしたが、埼玉にある実家へ夏に帰省する際は友人が出かけていることも多く地元の埼玉のご友人たちと会える機会も無かったので、今回は連休の殆どを埼玉で過ごそうと考え、地元のご友人に連絡を取ります。電話で久しぶりにかつての同級生との話に花を咲かせるK様。埼玉に帰省する頃には話すことが無くなるんじゃないかと言うくらいに話した所でご友人から意外な一言が出ます。なんとそのご友人は転職して対象者の会社に入社していたのです。部署は違いますが、結婚式で対象者の顔や名前は覚えたので入社してから声はかけてないもののすぐに気づいたそうです。対象者はというと、プライベートではあまり人を覚えているのが得意ではなく、全く気づいていないようでしたが・・・。

 

対象者と違う部署とはいえ同じ職場に務めるなんて偶然だなと思うK様ですが、ある疑問が浮かびます。そう、対象者の務める会社ではその年の休みが毎年より短いとのことだったにもかかわらず、友人の休みはK様とほぼ一緒だったのです。その疑問を解消しようと連休について友人に質問するK様。返ってきた答えはどの部署も一緒で今年は新卒や中途で入社した社員が育ってきていてむしろ毎年よりも仕事が円滑でスムーズに休みへ入れるそうとのことでした。その言葉を聞いて、対象者から聞いていた話を友人に話すK様。するとご友人から思わぬ答えが返ってきます。なんと対象者は大阪や福岡、北海道に出張に行っているのは本当なものの、滞在している最終日の次の日には有給や代休を使って休みになっていとそうです。違う部署ではあるものの、ご友人の配属されている部署は対象の部署と連携を取らなければならないので、対象の部署に配属されている仕事のスケジュールはほぼ把握する事が可能なため知っていたということです。さらに疑問が深まるK様。電話をしていたご友人にお礼を言い、直ぐ様「男性 怪しい行動」などというような単語から、どのようなことがあるかを調べ始めました。色々とお調べになられたようで、K様が候補に上げたのが

 

・ギャンブル

・夜のお店にのめり込む

・浮気、不倫

 

だったそうです。最初は本人に直接問いただしてみようかと考えたそうですが、何の証拠もないと、さすがに対象ももっともらしい事を言ってくると思い、今度は調べる方法を調べて最終的に探偵という単語に行き着いたとのこと。こうしてK様は色々と調べて最終的には当時の事務所に所属していた私が探偵としてご依頼を頂くこととなりました。今回のご依頼者様であるK様は行動に出るのが早い方だった為、ご相談から調査まで直ぐに予定が決まることとなります。　

 

2.浮気であることが確実。なのですが・・・。

 

こうしてご契約頂き、調査の日程も直ぐに決まることとなります。まず初回の調査は連休当日。この時点では浮気をしているかは定かでなかったので、浮気調査ではなく素行調査という名目で調査を開始します。調査当日はK様に対象が家から出るまではご自宅にいて頂き様子を見てもらうことに。ちなみに対象者は休日出勤の時は内勤のみなので比較的カジュアルな服装であることが多く、この日も休日出勤しなければならないという理由でスーツではなく普段着で家を後にしました。休日出勤であれば、普段着で出ても問題なく浮気相手と会うにしてもある程度おしゃれには出来るので、辻褄は合わせやすいなと考えつつ対象を尾行。江東区の自宅から対象を尾行し、最初に行き着いたのは錦糸町。駅前で早速今回の第二対象者と思われる女性と接触。そのごは半蔵門線でスカイツリー前まで行き下車します。ここに来るということは誰しもが思いつくかのように東京スカイツリーに行くのが目的だった模様。東京スカイツリーの展望台で景色を楽しみ、ソラマチの飲食店で食事をした後、東京スカイツリーを後にしょうとする対象者と第二対象者。錦糸町がすぐ隣なので、ホテルに行くのかと予想したのですが、向かった先は浅草線のスカイツリー前。尾行を続けると、今度は東京タワーが近くにある港区の大門駅で下車。そのまま東京タワーへ向かう対象二名。ここでも展望台へ上がり、満喫したのかそのまま東京タワーを後にします。

 

その後はどこへいくのかと思っていたら今度は同じく港区の駅であるJR浜松町駅へ。

今度は山手線に乗り継いた先は豊島区の池袋。今度は池袋のシンボルタワーであるサンシャイン60の展望台へ向かう二名。ここまで来ると展望台巡りにも思うのですが、池袋にもホテルはたくさんあるので不貞の決定的な証拠を撮影するチャンスが来ると考えると油断なりません。豊島区でホテルに行くとなったらやはり池袋なので、じっくりと様子を観察します。一通り見るとサンシャインから出た二名は今度こそ池袋のホテルへある方向へ・・・！と思いきや池袋駅から丸の内線に乗車。当たりは暗くなり始めており、さすがに行く所も限られているだろうと考えると意外な行動ではありました。ただ、池袋から丸の内線に乗車するということは途中別の駅で乗り換えれば、錦糸町の方へ戻ることになります。まだ、チャンスは来ると期待し、二名が降りたのは千代田区の御茶ノ水駅。ここで乗り換えるならば総武線のはず！と期待しているとJRの駅に歩き出し、錦糸町方面へ。チャンスに期待します。がここでまた意外なことに。下車したのは手前の両国。改札から出ると二名はチェーンのファミレスに入り食事を取っておりました。その後は今度こそ錦糸町のホテル街かと思ったのですが、駅の改札ではなくビジネスホテルへ。浮気調査において入るホテルがビジネスホテルというパターンもたくさんあります。今回はそのパターンかと考えたのですが、ビジネスホテルの入口で別れる二名。第二対象者はビジネスホテルの中へ。一方対象者は再び錦糸町方面へ。結局、江東区にある自宅へ戻りました。

 

ここまで、この二名が手を繋いだり腕を組んだりと距離感の近い場面はたくさん出たのですが、肝心の不貞証拠になる場面は結局出ませんでした。その日調査後にK様へご報告し、証拠映像をご提出。不貞の証拠となる場面こそはなかったものの、浮気をしていることは間違いなさそうだったので、改めて不貞調査として依頼を継続に。

 

ただこの時、K様も私も思ったことがあります。

東京に来てこの動きは、「まるで修学旅行のような・・・」そのような感想でした・・・。

 

さて、この後も不倫調査が続くのですが、浮気をしている対象者の不貞の証拠が撮影できたのか。また次回にお話したいと思います。

 

今回は以上です！ご拝読、ありがとうございました！

 

 

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