不倫調査case3-2:探偵の自転車尾行記。台東区と墨田区の下町ポタリング

東京都墨田区両国の探偵、ローレルリース探偵事務所です！

 

板橋区に在住するとある人物の不倫調査のご依頼を頂いた前回。基本的には休日と全てではありませんが平日も自転車で移動する対象を尾行することになります。まずは休日に調査一日目。対象が住む板橋区から自転車での調査を開始。板橋区から荒川の河川敷に出た対象はそのまま、北区、足立区、江戸川区、墨田区を通り越し、江東区にある海浜公園へ。その後は江戸川区の葛西を訪れ帰りは、江戸川区、江東区、中央区、千代田区、台東区、豊島区を通過し板橋区の自宅へ帰宅。この日は空振りとなります。自転車に熱を上げポタリング楽しむ対象者、果たして浮気はあるのでしょうか？そうだとしたら、証拠となる不貞の場面を押さえることが出来るのか？

自転車趣味のタイトルのようですが、不倫調査で過去にあったケースのお話です笑

それでは今回のお話に入ります！

 

3.最初の行き先は墨田区。そして台東区

 

前回に引き続き今回の不倫調査も自転車を使うことになった2回目の調査日。この日も板橋区にある対象の自宅から調査を開始します。

対象者は9:00に出掛けるとの情報をご依頼者様から頂いておりこの日は8:30張り込み開始。おおよおそ時間通りに対象者が現れます。

ただ今回はいつもと少し様子が違います。前回は動きやすい服装にコンパクトなボディバッグだったのですが、この日はやや大きめなリュック。着替えでも入っているのかと考えていると、板橋区の自宅から対象が出発します。前回と同じく板橋区から荒川の河川敷に入る対象者。北区、足立区を通り過ぎ軽快に進んでいきます。河川敷を道なりに走行していると墨田区の八広付近の所で河川敷から外れます。それから走り続けること10分弱。到着したのは墨田区の押上。東京スカイツリーのお膝元です。

東京スカイツリーの近くまで来ると、自転車を降りて押し始める対象者。駐輪場を探しているのかと思っていたら、自転車を停めリュックを下ろし、カバンの中を漁っています。出てきたのは一眼レフカメラでした。一眼レフカメラを取り出すと、東京スカイツリーをバックに自転車が映る写真を撮影し始める対象者。一通り撮影すると今度は別の場所で写真を撮影し始めます。そのようなことを2、３回繰り返し今度は駐輪場へ自転車を置いて商業施設のカフェへ入ります。飲み物を持って席に座るとスマートフォンで何枚か画像を撮り飲み始めます。そして20分程度経過するとカフェから退店、自転車を回収し東京スカイツリーを後にします。次に向かったのは同じく墨田区の両国。今度は相撲で有名な両国国技館をバックに自転車の写真を撮影する対象者。ここでは何枚か撮影すると周囲を見物しすぐに出発します。墨田区の両国を後にした対象者が次に訪れた先は台東区の浅草。ここでも雷門をバックに自転車の写真を撮影したり仲見世どおりを巡りながらそこでも撮影しながら歩いたりと東京の近場にある名所を楽しんでいるように見えます。台東区を出た後も、景観の良いところがあればその都度自転車を停めて撮影をする対象者。自転車乗りの方たちがSNSで巡ったところを上げている方は多いのですが、対象者の行動もそれに近いものを感じました。

墨田区は東京スカイツリー、両国で両国国技館。台東区で浅草。雷門や仲見世通り。

自転車と一緒に写せる所は必ず自転車で。それもこだわりのようです。

 

4.この日も空振り。だけれども・・・。

 

東京の観光コースのような場所を巡った対象者は板橋区の自宅へ帰宅します。後ほど外出時に対象が訪れていた場所をお伝えします。この日も空振りで若干落胆していたご依頼者様でしたが、ここで気になる一言が。

「自転車に乗るようになってから少ししてからなんですが、何かコソコソしている感じや、旅行とかテレビの買い換えとかのお金がかかる話しをすると、話しを逸らそうとしたり、聞いてなかった振りをしているので、浮気相手がいて頻繁に会ってるんじゃないかと思ってたんですけどね・・・。」とのこと。お金で不意に対象者が一眼レフカメラを持っていた事を思い出し、ご依頼者様にお伝えします。（なんでお金の話で一眼レフかというと、一眼レフはレンズも含めるとかなりの金額になるので、お金と直結してしまったのが理由です。

 

するとO様は

 

「主人が一眼レフですか？？そんな立派なカメラは持っていなかったと思いますよ。そんなにすごいのだったら見てれば覚えてるはずなんですが・・・。」

 

どうもO様は一眼レフカメラを対象者が持っていることを把握していないようでした。どういうことなのだろうと思いつつ、この時はまだ考えるだけでした。

 

5.対象者が誤魔化していたことは・・・

 

板橋区から自転車での調査を試みたものの、連続で空振りとなった為、今度は調査日を平日で実施することに。後日、対象者が電車で勤務先に向かう日があるということで、その日にポイントを絞って調査を実施することになりました。

探偵として仕事に従事していると浮気調査であれば、浮気相手と接触せずにその日が終了となる空振りになることは少なくありません。なので、調査結果を考察しながら別の作戦に切り替える動きも探偵に必要な能力の一つだと思っております。

 

土日にそれだけ自転車に浸かっているなら、浮気相手がいれば、平日に逢瀬する可能性も少なくないはず。そう考えての平日調査です

 

当日はこれまでと同じく、板橋区にある自宅周辺で張り込み出て行きた所を捕捉するのは変わらず。出勤前に板橋区にて張り込みを開始し、対象者を追っていくことになります。まず朝は板橋区を出発し、港区にある職場まで電車で向かう対象者。

対象者は内勤とのことなので、港区の勤め先から出てくる時間に近づくまでは一時解除し夕方から張り込みを再開します。

 

夕方

 

対象が港区の勤務先から出てきて駅へ向かいます。ですが通勤は板橋区から地下鉄で一本だったのにもかかわらず、帰宅時はJRの駅へ行き電車へ乗車。港区を後にします。30分程電車に乗り着いた先は豊島区の池袋。池袋の駅から出て対象を追跡。自転車の専門店へと入ります。

お店のスタッフと楽しそうに話す対象者。相手は男性で話している内容も聞こえてくるのは自転車のことばかりで特に変わった所はなさそうです。

しかし、対象者がのある一言が

 

「いやー。来月に納車してもらう自転車、妻に言ってないんだよねぇ・・・。急に家へ持って帰ったらすごい怒られるかも・・・。」

 

（ん？これは・・・。）

 

どうやら対象者はO様に黙って高額な商品の購入を決めていたようです。そういえば一眼レフカメラの事もO様はご存知ありませんでした。しばらくして対象者が豊島区を後にすると、板橋区のある自宅へまっすぐ帰宅したので、調査を解除。

この日の調査を含めて、後日報告書を作成するとのお約束だったので、報告書が完成した後、O様と再度お会いして報告を行うことになります。

 

これまで板橋区の自宅から調査を行い墨田区、江東区、台東区等の東京の観光地を巡っていた事、豊島区の自転車専門店に訪れていた事、そしてその時の会話。

 

これらを聞いたO様は

 

「わかりました。ありがとうございます。どうも主人は私に内緒で色んな高額商品を購入しているようですね。これは恐らく女性と関係ないと思うので、調査はここまでで大丈夫です。ありがとうございました。」と仰られ今回の調査は終了致しました。

 

この時にO様は

 

「浮気もそうなんですけど、主人、私に黙って買い物をしてたことがこれまで2回あったんですよ。ただ、その時は家にいきなり商品が来て押し切られて軽く注意をしただけだったのですが、今回は今までよりも金額が大きいですからね。しっかりとお灸をすえます。」

 

どうやら今回の不倫調査はどこかの女性と浮気をしていたわけではないようです。浮気調査の中でも浮気の事実はなかったなんてこともあるのです。今回はその一例ですね。

 

とは言っても、板橋区から北区、足立区、江戸川区、墨田区、江東区、台東区を自転車で通り越しての大移動、ほんの少しの通過も含めれば千代田区や豊島区も入りますからね・・・。東京23区をこれだけ人力で移動する調査はそうありません。不倫調査というよりも、浮気調査という感じの調査でしたが一件落着です。

 

高額な商品の購入をご検討している世の男性の方々は、トラブルになることもあるので、必ず奥様に相談してから購入するようにいたしましょう。

 

ご拝読、ありがとうございました！

 

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